唯一のアイドル

私は動物、魚、虫など種族を問わず「いきもの」が好きです!
なので動物園でふれあいコーナーがあれば行きますし、虫ならカマキリを手に乗せたり芋虫を素手で触ります。
蛇やトカゲやカエルなどの爬虫類も嬉々として触ります。なんならふれあうためにアニマルカフェに行きます。

そんな多種多様ないきもの好きな私には、唯一のどの生き物でも勝てないほど大好きな存在がいます。関連グッズがあれば思わず買ってしまうほど好きな存在です。


それほど愛してやまない存在はメンダコです。

深海生物の1種で「深海のアイドル」と称されるメンダコ。
可愛らしい見た目で人気があるので、イラストやぬいぐるみを見かけた事がある人もいるのではないでしょうか?

水深200~1000辺りに生息していて体長は100~250㎜、浅海に住んでいるタコと違い足の間にスカートのような膜が張っており、墨袋が無いため墨を吐くことができません。
また体が筋肉でできているのですが、寒天質で柔らかいそうです。
メンダコはまだ未解明な部分が多く、捕獲できても地上では長く生きられず今までの飼育最長記録は池袋サンシャイン水族館の78日間で3ヶ月も生きられないのです。
水族館で出会えたらとてもラッキーです!

先日、別件で東京に行った際に空き時間があり、池袋サンシャイン水族館へ行ってきました。
この時、ゾクゾク深海生物というイベントをやっており、タカアシガニやダイオウグソクムシの生態展示やラブカやヨコヅナイワシの標本展示等を行っていました。
ホームページには入り次第メンダコの生態展示を行うと書いてあったのですが、水族館へ向かう途中に確認したところ展示はまだ無いとなっていました。

生体展示が無いことに少しガッカリしましたが、サンシャイン水族館に行くこと自体が初めてだったので、他の展示がどんな感じがワクワクしながら向かいました。

入ってすぐに企画展のタカアシガニがお出迎えしてくれました。
その後も他の深海生物や通常展示の魚達がおり、見て回っていました。

進んで行った先で、とある水槽の前で人だかりが。その水槽の上のパネルには「ダイオウグソクムシ」その横に「メンダコ」と書いてありました。
ダイオウグソクムシも人気だもんな〜、メンダコ居ないってなってたしな〜と思いながら、人だかりの後ろを通っていこうとするとどうも人達はその横の水槽の中も見ているよう…

もしや、まさか…!?と思いながら人だかりに近付き、隙間から水槽が見えるようになると、その中にはメンダコが!!
何年も、会いたいと思い願っていた大好きなメンダコの姿が目の前に。
仕方ないと諦めていたメンダコの姿が見え、私の時は一瞬止まりましたが、すぐさまスマホのカメラを起動して写真と動画を撮り始めました。

(生体展示されていたメンダコ)

休日で人が多かったため、長居すると邪魔になってしまうので、人の流れを見て2周してじっくりと見てきました。
ホームページに書いてなく、会えないと思っていたところで会えたのでとても嬉しく、それと同時に実感が湧きませんでした。

(生体展示されていたもう1匹のメンダコ。途中ふわふわと泳いでいた)

(タカアシガニがプリントされたココア)

他の展示も見て、売店で買い物を終えても興奮が冷めずフワフワとした気持ちでした。
東京から長野へと向かうバスの中で落ち着いてきて、撮った写真と動画を見返してようやく実感が湧きました。

何年間もずっと会いたいと願っていた私にとっての唯一のアイドルに、ようやく会うことができて嬉しくて幸せなひと時でした。
この翌日にメンダコは亡くなってしまったので、1日早くても1日遅くても出会う事が出来なかった。本当に奇跡的な出会いでした。
ふわふわと泳いでいる動画も、可愛いメンダコの姿をしっかりと写した写真も撮ることができたので大事に、大事にしていきたいです。

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