初チャレンジ【リグナムバイタ】

「世界1比重の大きい木」として有名な【リグナムバイタ】
お目にかかることはそんなに無いだろうと思っていましたが、先日お目にかかれるどころか加工できる機会があり、初チャレンジしてきました!

リグナムバイタは中米やカリブ海沿岸地域に生息しているハマビシ科の広葉樹で、癒瘡木(ゆそうぼく)や緑檀(りょくたん)と呼ばれたりもします。
(同じくハマビシ科のパロサントも緑檀と呼ばれますが、違う材です)

(上がパロサント、下がリグナムバイタ)

スネークウッドと並び、世界で1番比重が大きく、硬い木の1種でこちらもまた割れやすいです。
耐久性の高さや、摩擦熱によりガヤックと呼ばれる樹脂が滲み出て来て、潤滑剤の働きをするためベアリングの役割をする性質を活かして船のベアリングに昔からよく使われているそうです。

硬く逆目があるので削るのは大変なのですが、チーク瘤以上に油分がある事も関係してかサンドペーパーをかける前なのに艶々です!

普通材木を触った時はサラサラしたような感じがすると思います。
ですが、リグナムバイタは蜜蝋を触ったようなヌルヌル?スルスル?とした手触りで、木くずを触ると指紋が埋まって指がずっとスルスルと滑ります・・・
そのため、ペンに組み立てるためにネジをギュッと締めようとすると滑って上手く締められているか不安になります(笑)

サンドペーパーをかけ、オイルを塗ると上の写真のような見た目になります!
艶が増し木目がハッキリとし、濡れ色になったことで茶色の中に緑色の木目も綺麗に見えます。

リグナムバイタはとても油分が多いため果たしてオイルは必要なのかと思ってしまうくらいでした(笑)
私は以前自分で挽いたチーク瘤のペンをほとんどオイルを塗らずに使っていて、大分ペンから感じる油分は落ち着いてきたなと思っていたのですが、リグナムバイタはこの感じだと全然落ち着かなさそうです。

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