ウォルナット3兄弟

社長のブログでも紹介されていましたが、先日クラロウォルナットの瘤がやってきました!
大きく立派な根瘤で、乾燥してどんなペンになるか楽しみです♪



こうして色々な写真を撮っていた時に、ウォルナットといえばクラロウォルナットともう一つバストゥーンウォルナットというのを前に材木で見かけたことを思い出しました。
全部ウォルナットではあるけどそれぞれどんな材なのかと気になったので調べてみました!

まずはウォルナット(ブラックウォルナット)です!
ウォルナットはチーク、マホガニーと並ぶ世界3大銘木の1つです。とても加工しやすく、粘りがあり、衝撃に強く、耐久性が高いオールマイティな材です。私もお店の消毒液を置いているテーブルの天板を作り直すときに使いました。

旋盤で加工するのも、鉋をかけるのもやりやすかったです。

次はクラロウォルナット!
クラロウォルナットは今から180年ほど前に北米に自生していたアメリカンブラックウォルナットに、美味しい実が沢山つくように品種改良するためにヨーロッパから持ってきたイングリッシュウォルナットを接木したのが始まりです。
カリフォルニア周辺のウォルナット果樹園では、実の収穫量を増やすためにヒンズウォルナットをイングリッシュウォルナットに接木しているようです。
クラロウォルナットは接木したことによって大理石のような杢が現れる美しい材です。クラロウォルナットの方がウォルナットに比べると杢が出ていますが、杢が強いから加工しづらいということは無く、旋盤で簡単にサクサク加工できました!

これは根瘤の一部が顔に見えた写真です(笑) こういう宇宙人居そうじゃないですか?(笑)

そして最後はバストゥーンウォルナットです!
バストゥーンウォルナットはウォルナットとイングリッシュウォルナットを接木してできたクラロウォルナットに更にイングリッシュウォルナットを接木してできたという説とハインズウォルナットとイングリッシュウォルナットが自然交雑してできたという説があります。
クラロウォルナットもバストゥーンウォルナットも何百年も前に人工的に接木されたり自然交雑してできたものなのでどちらも希少らしいです。材木市でバストゥーンウォルナットの写真を撮り忘れてしまったので、あの時写真を撮っておけばよかったと後悔しています・・・
次に材木市でもし出会うことができたら写真を撮ってきます! 撮れた時はまたブログで紹介しますね♪

3つのウォルナットを調べてみた結果、どれも加工しやすく接木していればしている分杢がはっきりと出ていることが分かりました。バストゥーンウォルナットはまだ加工したことないので、クラロウォルナットに比べてどんな杢が出るのか気になります!
材木について調べれば調べるほど色々な材に興味がわいて、加工してみたい材がどんどん増えていきます。いつか自分の気になる材を沢山集めてペンを作ってみたいです♪

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