どっちがカエデ?どれもカエデ

先日赤沢自然休養林に紅葉を見に行ってきたというブログを書いた時に、もみじ(当店では楓)という風に書きました。
私はそれを書いた後に、どちらも楓と呼ばれるけれどまったく同じものなのか、厳密には違う種類なのか気になったので調べてみました!

まず、もみじと楓は植物学上はどちらもムクロジ科(カエデ科)カエデ属に分類されていて、モミジ属はありません。つまり「もみじ」という品種の木は無く、楓の内の数種類がもみじと呼ばれているらしいです。
なので、植物学的にはもみじも楓も同じ植物なのです!
では、なぜ呼び分けられているのでしょう?

呼び分けられる元になったのは、昔使われていた「もみづ」という動詞らしいです!
もみづとは、草木の葉が赤や黄色に色付くこと。紅葉する様を表す言葉が元になって「もみぢ」という名詞ができました。そしてそれが転じて楓の中でも葉っぱが真っ赤に色付く種類のものがもみじと呼ばれるようになったそうです。
ちなみに、名前にもみじと付いているのは大きく分けてイロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジの3種類です。
これで呼び分けられるようになった元と、もみじの名前の由来は分かりましたが、では楓の名前の由来は何なのでしょう?
楓の名前の由来は、その葉っぱの形からきているそうです!
葉の先のギザギザしている形がカエルの手に見えることから「蛙手(かえるで)」と呼ばれていました。それが変化していき、お馴染みの楓になったそうです!

名前が違うので、別の植物なのかと思ったけれど同じカエデ属の植物だということでビックリしました!
前に市場通称が同じでも違う木だったり、逆に市場通称が違うのに同じ木だったのがあったので楓も同じような感じなのかと思ったらまたちょっと違った感じだったので面白かったです。
来年紅葉狩りしに行くときは楓ともみじを探して、見比べたり写真を撮り比べてみようと思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました