小学校でろくろ体験

11月のある日、私はいつものように出社・・・するのではなく、南木曽小学校へと向かいました。
皆さんは、何故小学校へ?と思ったことでしょう。向かった理由は毎年行われている、伝統工芸士による南木曽ろくろ細工の体験授業のお手伝いをするためです!


ヤマイチ、ヤマダイ大蔵、田上民芸でそれぞれろくろ製品を作っていらっしゃる伝統工芸士の方が3名お手伝い、お手伝い兼カメラマンの私の計4名で行ってきました。
私は初めての参加で上手くお手伝いができるかちょっとドキドキでした(笑)

この日は5年1組、5年2組、3年生の順番で体験してもらいました。
最初にどんな事をやるのか説明をしてから私達の自己紹介をし、その後子供達に3班に分かれて貰ったら遂に体験スタートです!

それぞれの班がこれから自分たちが使う手引きろくろの周りに集まって、興味津々に職人さんからやる上での注意点など詳しい話を聞いていました。

手引きろくろは昔モーターの無かった時代に使われていたもので、お皿を挽くのも難しくて大変なのですが、名前の通り手で紐を引っ張って材を回すのでモーター役をやるのも力仕事で大変です・・・
私も少しモーター役をやったのですが、お皿の外側を挽く時に抵抗が大きくなるので内側を挽く時も外側を挽く時も同じスピードで紐を引っ張り続けるのも難しかったです。

こっちの班では一定のスピードで紐を引っ張るのが難しいということで、みんなで掛け声をかけながらやってました!
やってる2人だけじゃなくて周りのみんなもとても楽しそうでした♪

3年生の時には外は気温1桁でとても寒いというのに、半袖半ズボンで頑張っている男の子が居ました。私は寒くて震えていたのに・・・子供は風の子ですね(笑)

先生も興味津々で見ていた・・・と思ったら、職人さんに「先生もやりなよ!」と言われて子供達に台無しにしないでね!とプレッシャーを掛けられてドキドキしながらも頑張って最後の仕上げをやっていました。

そうしてみんなで力を合わせて頑張って作り上げたお皿がこちら!!

鉋で挽いた線が残っていてみんなの頑張った証が現れていて、味のある素敵なお皿が出来上がりました!
このお皿は後日それぞれのクラスの方へお届けされます。届いたお皿を子供達にどんな風に使ってもらえるのか楽しみです。

子供達に楽しかったか聞いてみたら、みんな楽しかった!!と笑顔で言ってくれたので、とても嬉しかったです♪
最後に3年生の子達に職人さんが「将来大きくなったらろくろ細工をやりたい子はいますか?」と聞いてみたところ、大勢の子が手を挙げてくれたので、是非大きくなったら南木曽ろくろ細工の職人になって色々なお皿などを作って欲しいなと楽しみに思いました。

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