欅に隠れた無数の鳥の目

オンラインストアの2023年上半期の限定樹種としてバーズアイ欅とバーズアイメープルと特上花梨瘤が登場しました。
今まで特上花梨瘤は時折挽いていたのですが、バーズアイ2種類。特にバーズアイ欅は今回ほぼ初めて挽きました。

バーズアイ欅を挽いてみて、通常の欅と比べて硬さが全然違ってビックリしました。
欅は柔らかすぎず、硬すぎずという感じで加工しやすいのですが、杢が出ているものは硬いことが多いです。そのためバーズアイ欅も柔らかくはないと思ってはいたのですが、予想以上に硬く苦戦しました・・・
特に鳥眼の部分が吹き芽のため硬くなっており、刃が逃げてボコボコになってしまうことがありました。

バーズアイ欅は木目の面白いもの、ハッキリとした綺麗なものが出るので挽いていて楽しい材の1つです♪
ですが杢の出方に個体差が大きく、15本挽いてとても杢が出ているものから挽いている内に全く無くなってしまったものもありました。

調べてみたところ、白太に近いところで出るそうなので同じ材から取っても芯に近い材になると、写真左側の木軸の様に鳥眼が無くなってしまうようです。
確かに工場で白太のバーズアイ欅でとても綺麗なものがあったのを見ました。
杢は綺麗なのですが、白太は強度が赤味に比べて低いので普通には使えません。とても勿体ないので何か活用法は無いか気になっています。

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