私の愛用品

野原工芸で働き始めてもう少しで4年目になります。
沢山木軸を削っている間に少しずつ自分用のペンも増えてきて、その中でも気に入って特に使っている2本を紹介します。

1本目は板屋楓のスタンダードボールペンです。
これは1番思い入れのあるペンで、初めて製品として形にしたペンなんです。
作った時に書いたブログはこちら

楓は白いですがボールペンで使う分には汚れることなく、硬さもあるので傷も付かずに使えています。
また経年変化が大きいですが、ゆっくりなのでじっくりと時間をかけて育てるという楽しみもあります。

そのため3年近く使っているのですが、ツヤが出てきたけど色は少し変わったくらいかな?という感じです。
これからどんな色に変わっていくのか楽しみです♪

2本目はチーク瘤のスタンダードボールペンです。
こちらは初めてチーク瘤に挑戦した時のもので、大苦戦した結果販売できるものにできず、自分用にさせて頂いたペンです。
大苦戦した時の詳しい感想はこちら

チーク瘤は硬さ、粘りがあり頑丈な材です。更に油分がとても多くて、作った当初は蝋を触っているような手触りでしたが今ではそんな感じはしません。

油分が凄かったので、使い始めてからずっとオイルは塗らず使っていたのですが、ノーメンテナンスとは思えないくらいツヤツヤになりました!

経年変化で色が大きく変わることはありませんが、使っていけばいくほど艶が出て綺麗になっていくのが使っていて楽しいです。

今回紹介した2本は思い入れが強く、使っているというのもありますが、他の理由もあります。
それは[手汗に強い]ということです。
私は手汗をかきやすいのですが、板屋楓とチーク瘤は手汗のせいで汚れたりボソボソになったりしにくいのです。
チーク瘤は握った時に指先が当たる部分だけマットになっていますが、それ以外は悪い影響を受けてはいません。

木によっては道管に汚れが入りやすかったり、ボソボソになりやすかったりと手汗の影響を受けやすいものもあります。
ですが、私はこの2本を使っていて手汗の影響を大きく受けているとは感じませんでした。
こういった点も選ぶ上で気になるところかと思ったので、今回は板屋楓とチーク瘤を使っての感想を紹介しました。
これから新たなペンを買おうとして下さってる方の参考になれば嬉しいです。

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