加工難易度高めの瘤

お店で名前をよく聞くけれど、出会える確率の低い樹種。超特上黒柿孔雀杢、花梨瘤源平、ホンジュラスローズウッド瘤。
どの材も癖があり加工が難しいところがあるのですが、特に大変なのが[ホンジュラスローズウッド瘤]です。硬いため加工が大変で難しいという話をずっと聞いていて、更に材料が希少ということでなかなか加工する機会が無かったのですが、先日初めて加工してきました!

今回は素杢が1本と瘤杢が2本あり、最初は素杢を挽きました。
素杢だったこともあり思っていたよりも硬くなくサクサク削れ、少しビックリ。

削りやすく、サンドペーパーものりしっかり磨けたので緊張がほぐれ、「これならいける!」と瘤にチャレンジすると・・・

硬い!!!

「いや、硬すぎません??」と突っ込みたくなるほどの硬さ!
花梨と花梨瘤や欅と欅バーズアイなどの様に杢や瘤になると素杢よりも硬くなるのは分かるのですが、それにしても硬い・・・
おまけに少しでも刃の角度を間違えると爆ぜて欠けてしまうので肩に力が入ります。
聞いていた通りの加工難易度の高さをしていました。

いかにも爆ぜそうな杢をしているこの部分では、気を緩めた一瞬で飛びました。
寸法に余裕があったので何とかなりましたが、これ以降はずっとびくびくしていました。

そして、普段の倍近くの時間をかけて完成したホンジュラスローズウッド瘤がこちらです!
杢も瘤も全体に出ていてとても綺麗です♪
欠けた部分も綺麗に直すことができ、満足のいく木軸が削れました。

オイルを塗ったホンジュラスローズウッド瘤(作ってすぐに嫁入り)

加工が面倒であまりやりたくないという話を聞いていたので、どれだけ難しいんだ・・・!と思って削ってみましたが、とても難しかったです。
瘤の特徴がよく出ておりカッコよく綺麗なのですが、とても気を使って加工をするのでもう当分の間は加工しなくてもいいかな・・・と思ってしまいました(笑)

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