黒柿の入浴

以前会長が材木市で仕入れてきた黒柿の丸太が製材され、工場の中に材が置いてありました。
そのまま乾燥させるのかな?と思っていた翌日、工場の前でドラム缶風呂に入っていました(笑)

晴天の中とても気持ちよさそうに入っています。

何故お風呂に?と思うかもしれませんが、これは黒柿を煮てアクを抜いているのです!
黒柿は煮ることでアクが抜け、特有の臭いが薄くなり、乾くのが早くなるそうです。
上の写真を撮ってから1時間ほどでアクが出始めてお湯の色が茶色くなり、クリーム色の泡が出て一面覆われていました。

黒柿は材木市で丸太の状態で水に浸けられているのを見たことはあったのですが、煮るのは今回初めて見ました。
水に浸けても良いのですが煮る方アク抜けが早く、他にもメリットがあるそう。

こちらは上の写真から更に2時間後。お湯は沸騰し、粘度の高く細かい泡が大量に出ており、部分的に火口ように・・・
黒い泡が固まった溶岩に見えてきます(笑)
湯気で辺りが真っ白になり、黒柿特有の少し腐ったような匂いが辺りに充満していました。

そこから更に2時間。煮えた黒柿がドラム缶風呂からあげ、乾燥するために並べました。

あげた黒柿は表面がすぐに乾き、カラッとしていました。
緑の模様は薄くなってしまいましたが、同時に白い部分の茶色が薄くなり黒い模様との差がはっきり見えるように!
模様は大きめですが、綺麗なので使えるようになるのが楽しみです♪
乾きやすくなったとはいえ使えるようになるまで2年以上乾燥させなければならないので、まだまだ先の話ですね・・・

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