この木どんな木【パープルハート】

オンラインストアで通常品として販売されている様々な材木。その中に紫色の材木が数種類あります。キングウッド、紫檀、インドローズウッドなどある中で、最も鮮やかな紫色をしている[パープルハート]。
一体どんな木なのでしょうか?

パープルハートは別名バイオレットウッドとも呼ばれる、材が紫色をしているPeltogyne属(ペルトガイン)20数種類の総称だそうです。
ブラジル南部やメキシコなどの熱帯が産地のマメ科の広葉樹で高さは40m以上、太さは0.6~1.2m程に成長します。キングウッド、紫檀なども同じマメ科なので紫色や赤色をしている材はマメ科に多いようです。
比重が0.8~1.0と重く硬さもある材質で、耐久性や防虫性に優れているため家具などに使用されます。また、色が鮮やかなので寄木細工などにも使用されます。

耐久性に優れておりとても良い材なのですが、逆目が出やすいので加工は難しいです。
今でこそ難なく挽けるようになりましたが、ペンを挽き始めたばかりの頃は逆目を止めることが上手くできず苦戦していました...(同じ理由でシーオークも当初苦戦していました(笑))

加工は難しいですが、研磨するとツヤが出てとても綺麗な仕上がりになります。

さて、鮮やかな紫色と何度も言っていますが、写真のものは鮮やかとは言えないですよね。
茶色の混ざった薄紫色に見えますが、この色は最初だけです。伐採直後はこのような色をしており、切って時間が経つと皆さんがよく知っている鮮やかな紫色になります。
ペンの状態にしたものであれば、大体2~7日程空気に触れていれば鮮やかな紫色になると思います。
そして、そこから更に経年変化をすると茶色になるそうです。

なぜ空気に触れているだけであの鮮やかな色になるのでしょうか…?
調べている内に新たな謎が浮かんでしまいました(笑) 紅木も削ってすぐに色が変わってしまうので、同じ様な理由があるのでしょうか?
また調べて、分かったらブログにしようと思います!

 

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