久々の製材、初めての楓瘤

私と同じくらいか、私よりも前から野原工芸にいる楓瘤。塊から切り出した細かい部分を梅雨になる前に製材してしまいたいということで、先日ペンの長さにまで製材しました!

帯鋸盤で塊の状態から板にしていくために、瘤杢の出方や割れなど材料の状態を確認します。

(洞窟を上から覗いているように見える写真)

瘤材は場所によっては入り皮が酷かったり、石や砂が入っていたりするためそういった部分を避けながら杢の良い部分を歩留まり良く切り取る為によく見ていきます。
確認し、切り方が決まったら帯鋸盤で切っていきます。

帯鋸盤を使うのは久しぶりで、更に瘤材を製材するのは初めてだったので緊張しました・・・
動いている刃に手が近くて怖いですが、材を送る際に抑えておかないと帯鋸盤に持っていかれて一気に材が進み、機械に巻き込まれてしまう等更に怖いことが起こってしまう可能性があるのでしっかりと抑えながら切っていきます。

板にする事ができたらまた避ける部分を確認しながら棒状にしていきます。
棒状にする事ができたら瘤材として使えるものと並杢の楓として使えるものと分けてペンの長さに切っていきます。

そしてペンの長さにまで切ったものがこちらです!(赤茶色の材は近くに置いてあったせんだん)
長さを丸鋸盤で切る時も割れや入り皮、青が出ている部分を避け、どこで切れば全体に瘤が出るか等を見て考えながら切りました。

瘤材の製材は初めてで考えることが多く、全部切り終わるまで時間がかかりました・・・(約1日半)
大変でしたがこの後スタビライズドしたり、自分が旋盤で削ったらどうなるのか想像しながら切るのは楽しかったです!
今回の感覚を大切にして、またいつか製材する時も頑張りたいです!

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