飲み物? 材木?

先日、ハワイアンコアと共に新しい材木が3種類来ました。どんな材が来たのか教えて頂いていたのですが、その内の1つの名前を聞いて私は「あれ?」となりました。
その材の名前は【Milo(ミロ)】です。

「Milo?飲み物の名前じゃないの?」と、思いつつ材を見に行くと・・・

そこには飲み物のMiloに似ているけれど、少し濃い色をした木材が置いてありました。
私は見た瞬間「見た目ほぼ一緒だ」と、思ってしまいました(笑)

その後仕事中も、家に帰ってからも名前と見た目の印象からMiloの事が頭から離れず、とても気になったので材木の方について調べてみました!

Miloとは、ハワイアンコアと同じくハワイに生息している木で、海岸近くに多いそうです。
アオイ科サキシマハマボウ属の植物で、学名はThespesia populneaと言い、Thespesiaはギリシャ語で「神聖な」という意味があるそうです。寺院の周りに植えられていて、霊的な力(マナ)を与えると言われているところからこの学名が付いたのかもしれませんね。
和名はサキシマハマボウ(先島浜朴)、別名パシフィックローズウッドと言います。

ハワイでは標高275m以下の海岸近くに自生するほか、ビーチパークなどに植えられていることも多いそうです。
ハワイ以外でも、熱帯地方の沿岸に広く分布し、日本では沖縄にも生息しているそうです。
木の高さは5~10mになり、葉はハートのような形をしており長さ5~30cmになります。
同じアオイ科のハイビスカスに似た明るい黄色の花が咲き、直径2.5~4.5cmのカボチャに似た形をした実がなります。

材としては、ハワイでは古くからカヌーや家具に使用されていたそうで、Miloで作られたボウルは木の匂いが食べ物に移らなくていいそうです。
他にはウクレレなどに使用している方もいるそうですよ。
材木として調べてみたところ、使用している人が少ないのか普段私が使用している樹種辞典には載っておらず、ネットにもあまり情報がありませんでした・・・

調べてみた結果、植物としても材木としてもマイナーだからなのかあまり詳しいことが分からなくて残念でした・・・
ですが、その分加工しやすいのかそれともしにくいのか、どんな手触りでどんな匂いがするのか、そういったことが分からないからこそ、自分で実際に加工してみたいという興味がそそられます。
今回新しく来た材残り2つについての紹介もしていませんし、また実際に加工してみて分かったことや写真が増えたら後日談として記事を書こうと思っているのでそれを楽しみに待っていただけると嬉しいです。

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