天使と妖精を探しに

[砂漠の天使]と[砂漠の妖精]。
この2つをみなさんはきいたことあるでしょうか?
私はこの2つを写真で見て一目惚れし、直接自分の目で見るための旅に出ました・・・

山越え、谷越え辿り着いた先は砂漠・・・では無く[神戸どうぶつ王国]!

砂漠の天使と砂漠の妖精はとある動物の別名で、神戸どうぶつ王国は両方に会うことができる日本で2箇所しかない内の1箇所なのです!

150種800頭羽の動物が飼育展示され、年間通して1000種類10000株のベゴニアやフクシアなどの花々が咲き誇っています。
数多くの動植物が展示され、更にカピバラやカンガルーなど様々な動物とのふれあい、餌やり体験ができます。

そんな150種類もいる中で会いたかった動物がこちらの2種類!

砂漠の天使こと[スナネコ]と砂漠の妖精こと[グンディ]です!

(毛繕いするスナネコ)

アフリカ北部、西アジア、中央アジアに生息し、野生ネコの中では世界最小の内の一種です。
砂漠の熱い砂で火傷したり、巣穴に入る時に耳に砂が入らないようにするために足裏や耳の中も長い毛が生えていて全身ふわふわしています。

その可愛らしい見た目から[砂漠の天使]という別名が付いていますが、肉食の野生動物のため牙が鋭くネズミや鳥類、爬虫類を食べます。
また、気性が荒く人に懐かないためペットとして飼うことはできません。
(動物園でも動物と飼育員が同じ空間に入らないようにする「間接飼育」という飼育法を取るほど)
直接触ったりは出来ませんが、動物園ではとても近くで見ることができるので、ゆっくりじっくりとガラス越しに見るだけでも可愛い姿が堪能できます♪

こちらのグンディはモロッコ東南部、アルジェリア北部、チュニジア、リビアの砂漠にある岩場に生息しているげっ歯類です。
可愛い見た目ですが小さな手には鋭い爪があり、岩場を登る時に使い、後肢の内側の2本の指に生えている硬い毛をくしのように使い、毛繕いをするそうです。

グンディの名前はアラビア語で[警護人]という意味を持ち、食事の際に群れの中の1匹が高台から周囲を警戒する姿から付けられたそうです。

ヤマアラシの仲間に近く、原始的なげっ歯類の動物で社会性があり、群れで生活しています。
鼻と鼻を近付けキスをするかのような仕草や、仲間の上に乗り重なりコミュニケーションを取っている姿を見ることもできるそうです。重なっている姿はSNSでおもちポーズと呼ばれ話題になりました。
(私は1匹しか出てきてくれず、仲間との仲睦まじい姿を見ることはできませんでした…悔しい…)

砂漠の天使と砂漠の妖精の魅力は少しでも伝わったでしょうか?
どちらも可愛いのですが飼育が難しく、全国でスナネコは4園、グンディは2園でしか飼育展示されていません。
その中で神戸どうぶつ王国と埼玉県こども動物自然公園ではスナネコとグンディの両方を展示している数少ない動物園です。

グンディは特にまだマイナーで知っている人は少ないかと思いますが、SNSや動物園のブログなどを見ると可愛い姿をもっと沢山見ることができるので興味のある方は是非チェックしてみて下さい。

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